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遅い。
どうも、いつも通り更新時間が遅くなってきました管理人です。
執筆速度も遅いのでますます遅い。
お昼時に来てくれた方々に申し訳ないと思いながら
今日もSSUPします。
いつも来てくれている方々本当にありがとうございます!
コメ返信
>sksk1様
朝比奈さんって1人でいるとひたすら独り言言ってそうな感じしませんか?
自分だけでしょうか。
古泉はああなっちゃうとイメージ滅茶苦茶崩れますよね。後悔はしてませんがw
ブログ拍手も35を越えまして、
重ね重ね御礼申し上げます。
なんか拍手が5,6くらい固まって送られてくるんですが、
同じ方が何度もして下さっているんでしょうか?
そう思うとなんか申し訳なくて・・・・・・。
続きにSSです。
【風邪をひいたの】
風が吹けばまだ身を震わせてしまうが、段々と春の陽気が感じられるようになってきた今日この頃。
やっぱり俺は今日も部室にて時間を潰していた。
ハルヒはネットサーフィン、朝比奈さんはお茶汲み、長門は読書で
古泉と俺の2人はボードゲーム、といったいつもと何ら変わらない過ごし方で、
SOS団は活動中だ。
俺と古泉がやっているのは友達の家に行ったら大体あるだろうメジャーな
ボードゲームをしていた。
ニヤケ面との対戦なんて語るべき事でもない非常に意味のないものなのだが、
そもそも通常のSOS団の活動自体があまり意味のないものであるので、
語るとしたら今も昔も変わらず古泉は全く上達しないと言うことだけだ。
「おや、あなたに似合わず長考してますね。これは僕も上達していると言うことでしょうか。
それだと非常に嬉しい・・・そうきますか。」
延々と語り出しかねないので一手で黙らせた。
今度は古泉が長考に入る。奴はこうなると長いくせにろくな所に打ってこない。
ふと盤から目を離して周りを見ても相変わらずなSOS団。
さっきと変わったことといったら朝比奈さんが一息ついて雑誌を見ているくらいか・・・・・・。
このまま朝比奈さんの可愛らしい読書姿を眺めていてもなんらデメリットはないのだが、
普段から
「あんたみくるちゃんのこといやらしい目で見すぎ。」
何て忠告を団長殿からいただいているので少し自重して窓の外に視線を移す。
吹き付ける風に少し古くなっている窓がカタカタと独りでに寂しく音を立てる。
今日も寒そうだな・・・。
1人そんなことを呟きながら窓から視線を外すと、
長門と目があった。
その瞳には氷点下の温度が渦巻いていながらも、何かを伝えたがっているように見えた。
しかして瞳とは対照的に顔は少しばかり早い桜が咲いたかのように桃色をしていた。
暫し見つめ合った後、長門がおもむろに本を落とした。
バサッと、というよりはドサッとの方が擬音的には正しいかもしれない音が静寂が
支配している部室に響き渡る。
落とした際に無造作に開いたページは、少しだけ歪んでいた。
「・・・・・・・・・あ。」
長門とは思えない脊髄反射的にでた声を合図にSOS団メンバーは
「長門!」
「有希!」
「「長門さん!」」
長門の下に駆け寄った。
「うわ、すごい熱じゃない!どうして黙ってたのよ、有希。」
長門の額に手を当てたハルヒがあまりの熱さに自分の手と長門の額を交互に見る。
俺は未だにボーッとしている長門に呼びかける。
「おい、長門、長門!」
呼びかけると、我に返ったようにビクッと身を震わせて
「大丈夫。」
いつもの無表情、平坦な声でいつも通りを装う。
しかし、長門は俺に分かる程度に顔を歪ませていた。
「大丈夫じゃないわよ!有希はいつもそう言って無理するんだから。もう、今日の活動は
これでお終い!みんな、マッハで支度しなさい!」
ハルヒの鶴の一声で皆めまぐるしく動き出す。
支度を終えて部室から出るときに見た長門の顔は、
さっきよりも苦しげに歪んでいた。
帰り道ハルヒは、頭痛くないか、とか吐き気はあるか、とか
いろいろと気遣いをしていた。
こういう時に、ハルヒはどれだけ俺たち団員のことを想ってくれているのか
改めて知る。
しかしハルヒ、心配なのは分かるが具合悪い奴に色々と話しかけるってのは
あまり良いとは思えないのだが・・・・・・。
「それじゃあ有希、暖かくして寝るのよ。何かあったらすぐに呼びなさい。
私が脱兎の如く駆けつけてあげるから。」
脱兎ってこういう時に使って良いものなのか?
「脱兎とは文字通り逃げ出すウサギのことを指す。しかし、非常に早いもののたとえでもある。」
具合悪いのにわざわざありがとよ・・・・・・。
「ほら、キョン。あんたがいると余計に有希に気を遣わせるからさっさと帰るわよ。
それじゃあね、有希。」
「あ、あの、お大事に!」
「早く治るように祈っておきますよ。」
一人一言別れの言葉を告げて、長門の部屋から立ち去る。
俺たち4人は長門が途中で倒れたら困るということで
長門のマンションまで送りに来ていたのだ。
一通り俺たちに出来ることをやってから、
後は病院に行くしかないだろう、とのことで早々に立ち去ったのだ。
というか、それ以上に長門が
「もう充分。これ以上あなた達には迷惑かけられない。」
と頑固に言い張るので立ち去るしかなかった、と言うべきか。
マンション前で皆散り散りにそれぞれの帰路につく。
「さて、と。」
みんなが見えなくなるぐらいになってから、俺は進行方向を真逆に変えて、
再びマンションに向かう。
みんながどう考えているのかは知らないが、今回風邪をひいたのは長門だ。
たとえ防寒具1つ身につけていないいつものセーラー服姿で
ブリザードが吹き荒れるエベレストの山頂に行っても平気な顔して帰ってくるような
あの長門が自分を制御できなくなるほど具合が悪くなっているんだぞ。
これでは危惧せずにはいられないというものだ。
かくして長門の部屋の前へ。
呼び鈴を鳴らす時間も惜しいので何もせずにドアを開いて中へ入る。
「長門ー・・・・・・いるかー・・・。」
寝ていることも充分考慮して少し小さめに呼びかける。
無音。
長門なら呼びかけても返事しないことぐらいいつものことなのだが、
今だけは少し不安になった。
不意に、どこからか布の擦れる音と苦しそうに呼吸を乱している寝息が聞こえてきた。
「長門・・・?」
微かな音と声を頼りに部屋の前にたどり着く。
何とかはやる気持ちを抑えつけて、ドアを静かに開けて中を確認する。
そこには額に汗を浮かべて何度も寝返りを打っている長門の姿があった。
長門が苦しそうに喘ぎながら、
そうでもしなければ耐えられないのか、パジャマの裾を力一杯握りしめていた。
俺はすぐさま洗面器を見つけ出し、それに水と氷を張ってタオルを濡らして、
それを長門の額に当てた。
結構な熱なのか、タオルはすぐに温くなり意味をなさなくなる。
タオルを濡らしてまた長門の額に。
それを何度も何度も俺は繰り返した。
俺に出来る事なんてそれぐらいだった。
俺に出来るのはこんな小さいことだけど、それでも・・・少しだけでも
役に立っているんだと信じたかった。
朝焼けが見られるようになる頃、長門の自己回復力が凄まじいのか
呼吸は整ったものになっていて、熱も驚くほど下がっていた。
長門の容態は昨夜とは違ってかなり良好だ。
この分ならものの十分や二十分俺がいなくても
大丈夫だろう。
「今のうちに、飯、作っとかないと。」
妹で慣れているので、おかゆぐらいは作ってやる事が出来る。
いかにもな病人食だが、病み上がりで長門が飯を作れないことぐらいは分かる。
それなら簡単な物でも、俺が作ってやった方がはるかに良い。
「今まで一睡もしなかったんだ。これから飯作って、長門が落ち着いていたら
このまま学校に行こう。」
そういうことにした。
これぐらいで長門に恩を返せるとは思ってないが、
少しでも役に立てていたら良かった。
おかゆを作ってラップをかけ、一枚のメモをのせる。
もう一度長門の様子を見に行くと、さっきと同様静かに寝ていたので
そのまま立ち去ることにした。
目が眩むほどの朝日を全身に浴びながら、
「ふぁ、今日は全科目睡眠授業になりそうだな。」
1人で呟いた。
執筆速度も遅いのでますます遅い。
お昼時に来てくれた方々に申し訳ないと思いながら
今日もSSUPします。
いつも来てくれている方々本当にありがとうございます!
コメ返信
>sksk1様
朝比奈さんって1人でいるとひたすら独り言言ってそうな感じしませんか?
自分だけでしょうか。
古泉はああなっちゃうとイメージ滅茶苦茶崩れますよね。後悔はしてませんがw
ブログ拍手も35を越えまして、
重ね重ね御礼申し上げます。
なんか拍手が5,6くらい固まって送られてくるんですが、
同じ方が何度もして下さっているんでしょうか?
そう思うとなんか申し訳なくて・・・・・・。
続きにSSです。
【風邪をひいたの】
風が吹けばまだ身を震わせてしまうが、段々と春の陽気が感じられるようになってきた今日この頃。
やっぱり俺は今日も部室にて時間を潰していた。
ハルヒはネットサーフィン、朝比奈さんはお茶汲み、長門は読書で
古泉と俺の2人はボードゲーム、といったいつもと何ら変わらない過ごし方で、
SOS団は活動中だ。
俺と古泉がやっているのは友達の家に行ったら大体あるだろうメジャーな
ボードゲームをしていた。
ニヤケ面との対戦なんて語るべき事でもない非常に意味のないものなのだが、
そもそも通常のSOS団の活動自体があまり意味のないものであるので、
語るとしたら今も昔も変わらず古泉は全く上達しないと言うことだけだ。
「おや、あなたに似合わず長考してますね。これは僕も上達していると言うことでしょうか。
それだと非常に嬉しい・・・そうきますか。」
延々と語り出しかねないので一手で黙らせた。
今度は古泉が長考に入る。奴はこうなると長いくせにろくな所に打ってこない。
ふと盤から目を離して周りを見ても相変わらずなSOS団。
さっきと変わったことといったら朝比奈さんが一息ついて雑誌を見ているくらいか・・・・・・。
このまま朝比奈さんの可愛らしい読書姿を眺めていてもなんらデメリットはないのだが、
普段から
「あんたみくるちゃんのこといやらしい目で見すぎ。」
何て忠告を団長殿からいただいているので少し自重して窓の外に視線を移す。
吹き付ける風に少し古くなっている窓がカタカタと独りでに寂しく音を立てる。
今日も寒そうだな・・・。
1人そんなことを呟きながら窓から視線を外すと、
長門と目があった。
その瞳には氷点下の温度が渦巻いていながらも、何かを伝えたがっているように見えた。
しかして瞳とは対照的に顔は少しばかり早い桜が咲いたかのように桃色をしていた。
暫し見つめ合った後、長門がおもむろに本を落とした。
バサッと、というよりはドサッとの方が擬音的には正しいかもしれない音が静寂が
支配している部室に響き渡る。
落とした際に無造作に開いたページは、少しだけ歪んでいた。
「・・・・・・・・・あ。」
長門とは思えない脊髄反射的にでた声を合図にSOS団メンバーは
「長門!」
「有希!」
「「長門さん!」」
長門の下に駆け寄った。
「うわ、すごい熱じゃない!どうして黙ってたのよ、有希。」
長門の額に手を当てたハルヒがあまりの熱さに自分の手と長門の額を交互に見る。
俺は未だにボーッとしている長門に呼びかける。
「おい、長門、長門!」
呼びかけると、我に返ったようにビクッと身を震わせて
「大丈夫。」
いつもの無表情、平坦な声でいつも通りを装う。
しかし、長門は俺に分かる程度に顔を歪ませていた。
「大丈夫じゃないわよ!有希はいつもそう言って無理するんだから。もう、今日の活動は
これでお終い!みんな、マッハで支度しなさい!」
ハルヒの鶴の一声で皆めまぐるしく動き出す。
支度を終えて部室から出るときに見た長門の顔は、
さっきよりも苦しげに歪んでいた。
帰り道ハルヒは、頭痛くないか、とか吐き気はあるか、とか
いろいろと気遣いをしていた。
こういう時に、ハルヒはどれだけ俺たち団員のことを想ってくれているのか
改めて知る。
しかしハルヒ、心配なのは分かるが具合悪い奴に色々と話しかけるってのは
あまり良いとは思えないのだが・・・・・・。
「それじゃあ有希、暖かくして寝るのよ。何かあったらすぐに呼びなさい。
私が脱兎の如く駆けつけてあげるから。」
脱兎ってこういう時に使って良いものなのか?
「脱兎とは文字通り逃げ出すウサギのことを指す。しかし、非常に早いもののたとえでもある。」
具合悪いのにわざわざありがとよ・・・・・・。
「ほら、キョン。あんたがいると余計に有希に気を遣わせるからさっさと帰るわよ。
それじゃあね、有希。」
「あ、あの、お大事に!」
「早く治るように祈っておきますよ。」
一人一言別れの言葉を告げて、長門の部屋から立ち去る。
俺たち4人は長門が途中で倒れたら困るということで
長門のマンションまで送りに来ていたのだ。
一通り俺たちに出来ることをやってから、
後は病院に行くしかないだろう、とのことで早々に立ち去ったのだ。
というか、それ以上に長門が
「もう充分。これ以上あなた達には迷惑かけられない。」
と頑固に言い張るので立ち去るしかなかった、と言うべきか。
マンション前で皆散り散りにそれぞれの帰路につく。
「さて、と。」
みんなが見えなくなるぐらいになってから、俺は進行方向を真逆に変えて、
再びマンションに向かう。
みんながどう考えているのかは知らないが、今回風邪をひいたのは長門だ。
たとえ防寒具1つ身につけていないいつものセーラー服姿で
ブリザードが吹き荒れるエベレストの山頂に行っても平気な顔して帰ってくるような
あの長門が自分を制御できなくなるほど具合が悪くなっているんだぞ。
これでは危惧せずにはいられないというものだ。
かくして長門の部屋の前へ。
呼び鈴を鳴らす時間も惜しいので何もせずにドアを開いて中へ入る。
「長門ー・・・・・・いるかー・・・。」
寝ていることも充分考慮して少し小さめに呼びかける。
無音。
長門なら呼びかけても返事しないことぐらいいつものことなのだが、
今だけは少し不安になった。
不意に、どこからか布の擦れる音と苦しそうに呼吸を乱している寝息が聞こえてきた。
「長門・・・?」
微かな音と声を頼りに部屋の前にたどり着く。
何とかはやる気持ちを抑えつけて、ドアを静かに開けて中を確認する。
そこには額に汗を浮かべて何度も寝返りを打っている長門の姿があった。
長門が苦しそうに喘ぎながら、
そうでもしなければ耐えられないのか、パジャマの裾を力一杯握りしめていた。
俺はすぐさま洗面器を見つけ出し、それに水と氷を張ってタオルを濡らして、
それを長門の額に当てた。
結構な熱なのか、タオルはすぐに温くなり意味をなさなくなる。
タオルを濡らしてまた長門の額に。
それを何度も何度も俺は繰り返した。
俺に出来る事なんてそれぐらいだった。
俺に出来るのはこんな小さいことだけど、それでも・・・少しだけでも
役に立っているんだと信じたかった。
朝焼けが見られるようになる頃、長門の自己回復力が凄まじいのか
呼吸は整ったものになっていて、熱も驚くほど下がっていた。
長門の容態は昨夜とは違ってかなり良好だ。
この分ならものの十分や二十分俺がいなくても
大丈夫だろう。
「今のうちに、飯、作っとかないと。」
妹で慣れているので、おかゆぐらいは作ってやる事が出来る。
いかにもな病人食だが、病み上がりで長門が飯を作れないことぐらいは分かる。
それなら簡単な物でも、俺が作ってやった方がはるかに良い。
「今まで一睡もしなかったんだ。これから飯作って、長門が落ち着いていたら
このまま学校に行こう。」
そういうことにした。
これぐらいで長門に恩を返せるとは思ってないが、
少しでも役に立てていたら良かった。
おかゆを作ってラップをかけ、一枚のメモをのせる。
もう一度長門の様子を見に行くと、さっきと同様静かに寝ていたので
そのまま立ち去ることにした。
目が眩むほどの朝日を全身に浴びながら、
「ふぁ、今日は全科目睡眠授業になりそうだな。」
1人で呟いた。
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